最近、僕がわりと読んでいるのは吉行淳之介の本です。

吉行淳之介の本は僕にとって「ちょうどいい」読みやすさだと思います。
あんまり固かったり、難しかったりすると読みづらいし、かといってあまりに易しく、スルスル読めても内容が頭に入ってきません。
その間をとって「ちょうどいい」文章を読ませてくれるのが、吉行淳之介の小説やエッセイです。


先日、池袋の古本屋の店先に並んでいた本を購入しました。

吉行淳之介 著 「夕暮まで」

部屋がかさばるのがあまり好きではないので、ほとんど文庫本しか買わないのですが今回はつい購入してしまいました。

300円という安さもあったのですが、何より本の装丁が素敵だったからです。

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カバー付きなんです。

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この色のバランスにビビビッと来て思わず手が伸びてしまいました。
いわゆるジャケ買いってやつです。

タイトルが金色でなんともカッコいいです。

僕は金色がわりと好きで、以前2,3カ月迷った挙句金色の財布を買いました。

「こんな財布、常識的に考えたら・・」

「友達はなんて言うだろう・・」

など様々な想いが胸を去来しましたが

「こんなに思い続けるってことは、俺、やっぱ好きなんだ!」

と思いたって買ったZUCCaの財布。

コンビニの店員さんに凝視されたり、初対面の人に「お金が貯まりそうですね・・。」とひきつった笑顔で言われたり、色々ありましたが好きなものは好きなので仕方ないですよね。

「好き」に嘘はつけませんでした。

皆さんもどうか自分の「好き」を大事にしてください。


そして僕の財布を初めて見た方へ、僕をそんな哀れな目で見ないでください。

僕はこの財布、だまされて買ったわけじゃないのですから。